月別: 2019年1月

人に良く思われたい

教授は野外調査の現場で、自分の生徒のひとりに気づきませんでした。彼女は普段、ハイヒールを履いて長身でしたが、その日はスニーカーだったからです。彼女は「ハイヒールは理想の姿、今日は本当の姿」と言いました。

いつまでも神の子ども

教会で両親と共に礼拝をささげ「主の祈り」を唱和したとき、いつもの習慣で手をつなぎました。片方は母の手、もう片方は父の手をしっかり握って立っていると、突然、自分はいつまでもこのふたりの娘だという感動が、胸に迫ってきました。私は、もう中年と呼ばれる年齢ですが、今でも「レオとフィリスの子ども」と言われます。そのとおりです。そして私は、いつまでも神の子どもでもあるのです。

信仰の遺産~前を向く人たち

日本には、何と470年近くのキリストを信じる信仰の歴史があります。キリスト者はこの世の価値観と全く違った神の国の価値観を、日本の人たちに示しつづけてきました。ここに紹介する歴史上の人物の記述は簡素なものですが、それぞれの生き方の中に現われ出た信仰による敬虔、愛、知恵、力、献身、忍耐などの証は、私たちに励ましと示唆を与えてくれます。

被造物の歌

科学者たちは、宇宙の音や波動を観察することができると言います。宇宙の星は、神秘的な夜空を静かに動いているのではなく、音楽を奏でていることが発見されました。ザトウクジラの鳴き声が人に聞こえないように、星の響きも、人間の耳が捉える周波数ではありません。しかし、星の音やクジラや他の被造物の声は混じり合って、神の偉大さを告げる交響楽を奏でています。

詩篇は「天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる。昼は昼へ、話を伝え、夜は夜へ、知識を示す。話もなく、ことばもなく、その声も聞かれない。しかし、その呼び声は全地に響き渡り、そのことばは、地の果てまで届いた」(19:1-4)と述べています。

新約聖書では、使徒パウロが次のような啓示を語っています。「天にあるもの、地にあるもの、見えるもの、また見えないもの…万物は、御子によって造られ、御子のために造られたのです」(コロ1:16)。この啓示に応えるように、自然界の何もかもが、造り主に向かって歌います。私たちも万物といっしょに「手の幅で天を推し量」(イザ40:12)るお方の偉大さを歌いましょう。

どこに向かっているのか

人生の方向性を決めるのは何でしょう。その答えを、何と、バイクの免許取得コースで耳にしました。友人たちと一緒に免許を取りに行き「目標点凝視」と呼ばれる訓練を受けました。教官は言いました。「みなさんには予期しない障害物に出会う日が、遅かれ早かれやって来ます。そのとき、それをじっと見るなら、そのど真ん中に突っ込んでしまいます。しかし、目を上げて、その先の進むべき地点を見るなら障害物を容易に避けることができます。みなさんは、自分の見ている方向に進むのです。」